■ ドイツ語の授業1 |
◆「留学日記」メールマガジンの御案内 ◆
野望に燃える私は、はりきってドイツ語の授業に臨んだ。会話の授業はN本先生。 日本人にならうのかあ、と思っていたら、入ってきたのはしかめっつらをした、 金髪の女性だった。年は40代前半ぐらいか。 期待に満ち満ちた私たち約30名の生徒の耳にいきなり飛び込んできたのは、 なさけ容赦ないドイツ語であった。 全員が凍りついている中、先生は10分近くその調子でしゃべり続け、 そして突然怒った! 「あなたたち、なぜわからない!ドイツ語全部わからない、でも想像力があれば 少しわかるよ!あなたたちは想像力がないね!」 ・・・・びっくりした。いきなりの大声、しかも関西弁なまり。恐い!恐すぎる! 「はい、お嬢さん (Fraeuleinをそのまま訳すか?!)、この文読んで!」 いきなり当てられた女の子は、慣れないドイツ語を英語の発音で読んでしまった。 すると、またもや怒鳴り声! 「お嬢さん!これはドイツ語ね!英語じゃないよ!なぜ英語で読む!!! 大体あなたたち日本人は外人みる、そしてアメリカ人と思う、これ私ものすごく 腹立つよ!この間も電車の中で英語で話し掛けられて・・・・」 ・・・説教は10分ほど続いた・・・ びくびくしていると、私は先生に当てられてしまった。先生に話し掛けるときに、 「アンゲラ(仮名)・・・」と名前の方で呼び掛けたら(英会話ではそうだったから) 先生の顔がひきつった!やばい! 「私はあなたと友達でもなんでもないね!なぜ名前で呼ばれなければならない! とっても不愉快ね。私とあなた1年ぐらいしっている、そしたら多分名前でもいい、 でも私あなた知らない、だから名字で呼ばれたいね!」 ひーっ!!!たすけてーっ! ・・・とにかく1時間半の授業の間、先生は怒りっぱなしだった。 私は選択を間違えたのだろうか? しかしここで逃げるわけにはいかない。怒鳴られたぐらいではめげない! 受けてたってやるぜ!アンゲラよ。 |