■ アシスタントというお仕事(1)
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旅行会社での研修も無事終え、たこ、空港アシスタントとしての 修業がはじまった!


仕事の流れはこうである。

まず、旅行会社から仕事の依頼のFAXが入る。そこには飛行機の 時間と便名、仕事の種類が書かれている。種類は大きく分けると 3つほど。( )内は業界用語?らしきものだ。

空港のみのアシスタント(エアポート・オンリー)
空港からホテル(または逆)までのアシスタント(トランスファー)
ホテルでのチェックインヘルプ(プレ・チェックイン)
時間の都合が合えば、「OK」とだけ書いてFAXを送り返す。 これで仕事を請け負った事になり、責任が生じるわけだ。

仕事の数日前になると「ファイナル・アイテナリー」という、 ツアーの予定表がFAXされてくる(会社によっては予定表なんて くれないで、飛行機の便名・添乗員の名前・ツアーの人数しか 書かれていないことも)。それを受け取ったら、旅行会社に仕事の 再確認をし、大抵の場合空港のポーター会社にポーターの予約を FAXする。

ツアー1本での拘束時間は通常2時間であるが、普通はそんなに 長くはかからない。

当日空港に向かう前に、ネットで飛行機の到着時間とゲートを チェック。日本からの直行便の場合、大抵30分ぐらいは早く着 くからだ。逆に大幅に遅れることもあるので、チェックをして おかないと無駄な時間を過ごすことになりかねない。

空港には飛行機の到着時刻の15分前にはスタンバイしておく。
旅行者区域への入場証を取得して、パスポートを見せて 荷物ベルトの所でツアーが来るまで待機。この時他のアシスタント さんにも会うので、皆で仲良く(?)おしゃべりタイム・・・

しばらくすると、ポーターさんが荷物を乗せるワゴンを引いて ガラガラとやってくる。ここでポーターさんと仲良くしておかないと、 あとで生存競争に勝ち残れないのだ。ツアーがたくさんある場合は、 アシスタント同士でポーターの奪い合いになる。そのとき、ポーター はあからさまな「えこひいき」をすることが多いいのだ!ポーターに 荷物を運んでもらうのが最後になると、お客さんをバスの中で待たせ ることになってしまう。というか、自分の拘束時間がのびるからヤダ。

荷物ベルトがまわりだしたら、ツアーがまだ来ていなくても、仕事の はじまりだ。ポーターがどかどかとベルトからスーツケースをおろす ので、自分のグループの荷物を探し出し、1個所にまとめなければ ならない。ここでアシスタント同士の荷物の陣取り合戦がはじまる。 自分の荷物のポジションが決まったら、グループが来るのを待つのみ。

ここで添乗員さんが一番にきてくれたらいいのだけど、お客さんが 先にきてしまうと、自分のスーツケースを持っていこうとするのだ。 それを制止し(荷物はまとめて持って行くから)、ポーターの仕事 の邪魔になるところからはどいてもらうよう大声で注意しまくる。
自分のグループだけでなく、他のグループも乱入してくるから大変だ。 ここでよく、ツアーでない個人客とのトラブルが生じる。ツアー用に 確保しておいたスペースで個人客の人が荷物待ちしていると危険なので (ポーターの仕事は荒いから)、別の場所で待ってもらえないか聞くの だけど、てこでも動かない人がよくいる。するとポーターが
「邪魔だよ!!!」
と言って怒り出す。まず本人に向かって怒り出すが、ドイツ語が通じないと 私達アシスタントに向かって「こいつをどかせ!」と言って怒り出すのだ。 ハッキリいってめんどくさいです。

さてさて、そろそろ添乗員さんがやってくるぞ〜!