選抜試験補講



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サマーコースの選抜試験がちかづいてきた。


後期試験も終り、あとは春休み!のはずだが、もとみ先生が試験対策の補講をしてくれているので、大学にきている。もとみ先生がいうには、今迄の傾向ではヒアリングの試験がたいへんむずかしく、そこがポイントらしい。私は密かに「ラッキー!」と思った。だてにアンゲラの授業を我慢しているわけではない。ヒアリングには多少なりとも自信があるのだ。

補講は10人ぐらいで、1、2、回生いりまじって、和気合い合いとやった。でも、この人達皆ライバルなのよねぇ。いつも私にドイツ語の宿題の質問をしてくるFさんもいた。彼女も選抜試験をうけるのだ。相変わらず私によく質問してくる。

もとみ先生は文法を一通り復習し、読解、ヒアリングの練習をさせてくれた。参加者のなかでは私が一番ヒアリングができるようだ。これは私の生い立ちにも関係があるのではないかと思う。私は関西育ちだが、両親、祖母は東京育ちだ。家の中では関西弁を話すことを固く禁じられていたため、標準語。外では友達と関西弁、というふうに、2つの異なるアクセント体系を使いわけていた。だから、言葉のもっている「音」にたいして、関西弁しかつかえない他の人よりも敏感だったのだ。

もとみ先生は会話力も鍛えるため、ドイツ語オンリーの授業もなさった。難しい質問ではないが、ドイツ語の質問がポンポンやってくる。一応私はアンゲラで慣れているので(だって殆ど個人授業だもんよ)、そつなくこなせる。やっぱりFさんは「???」というような顔をして、
「いやー、たこさん、今いわはったん分かる?私全然わからへん。どないしたらいいんかなー。」
この時点で私が「勝ったも同然」とおもったとしてもしょうがないでしょう?

... 結果はまあ、また次の日記で...