■ ドイツ語の勉強 | |||
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ドイツに来ればドイツ語が出来るようになると思っているあなた・・・
甘い甘い甘い大甘!!! 日本にいたって努力してる人は上達するし、 現地に住んでいても努力を怠っている人は進歩しないということを覚えておいてほしい。 現地に住むというのは、努力する人のみにとって 恵まれた環境となるのだ。 ある日本人の子は、せっかくドイツに住んでいるのに朝起きるのが面倒という理由で学校に行かず、 テレビさえ見ていればドイツ語の勉強になると信じこみ、 一日中テレビの前で寝転んでポテトチップスを食べつづけた結果、 1年たってもほとんど話すことができず、へたな日本語を操るたちの悪い男にひっかかり、 学校のクラスからは追い出され、おまけにチップスの食べ過ぎでコロコロに太ってしまった。 ドイツに来た当初にコミュニーケションでつまづくと、自宅に閉じこもってしまい、 上記の子のような結果になってしまいがちだ。こんなことにならないためにもドイツにくる前に、 最低限のドイツ語は勉強してこよう。 それともうひとつ。もしかしてあなたは 英語ができれば大丈夫!と思ってないかい? ちっちっち、だめだめ!英語じゃ物足りないよ。 まず、ドイツ人の英語はあなたのおもっているほどうまいもんじゃない。それに、 田舎にいけばしゃべれない人だって多い。もちろん学校の先生や研究室の同僚なんかは、 ある程度の英語をはなすだろう。友達もできるだろう。だけど英語じゃはっきりいって ドイツ人だって疲れる。英語はあくまでも外国語(ドイツ語の方言だと言い張る奴もいるが) なのだから。外国語で自分の言いたいことをすべて言うのってむずかしい。 ましてや2人とも外国語で話してたら、両方とも言いたいことが言えないのでいらいらする。 そこへ誰かドイツ語を話す人が加わったら、彼らはあなたをほったらかしてドイツ語で話しだすだろう。 さて、じゃあどうやってドイツ語を勉強するか?まず思い付くのが語学学校に通うことかな? しかし、だよ、週1、2回程度通うだけじゃはっきり言ってものにならないし、 お金のむだだと思う(経験者である私)。授業でならった事なんて20%ほどしか頭に残らないし、 この20%もすぐにくり返し学習されないと長期記憶として残らない。 だから通うなら週3、4回通わないと意味がないだろう。週1、2回のレッスンしかうけられないなら、 そのレッスン代を留学の資金に当てたほうがよっぽどいい。レッスンを受けるなら短期集中のコース! そして基礎のクラスをみっちりと!何事も基礎は大切だ。初級1のクラスを受けた、 じゃ次に進もうか、なんて安易に進級してしまってはいつかつまづく。もうこれ以上このクラスで 学ぶことはない!と言い切れるまで同じクラスを受けてみるのも上達の秘訣だと私は思う。 なんせ私はテーメン1(とっても有名なドイツ語の教科書)を5回もやったので・・・ そして、少しでもいいから毎日勉強しよう! なあに、机の前に座って教科書とにらめっこしろってわけじゃない。 今日は電車の中で単語を何個かおぼえよう!とか今日はあの表現をドイツ語でなんて言うか考えてみよう! とか小さなことでいい。とにかくドイツ語と毎日関ろうとする姿勢をつくろう。 NHKのラジオ講座なんかもいいだろう。ちょっと朝の7時というのがつらいが・・・ (私は目覚ましがわりにしていたが、頭がはっきりするのはいつも次のハングル講座の時だった) 日本にいるうちにやっておく勉強は何か?と聞かれたら、 とにかく単語量を増やすこと!!!と私は答えている。 勉強なんてやってやりすぎということはないんだから、全部勉強してこい!といいたいところだが、 その中でもなにが一番役にたつ?と言われれば、単語しかない。文法がめちゃめちゃだって、 とにかく単語をならべれば結構わかってもらえるものだ。とりあえず1000単語! 私のお勧めの単語集は 「ドイツ語キーワード1000」という単語集だ(教育社 トレーニングペーパーのハンディ版)。 単語というのは大砲の玉みたいなもの。 文法だのなんだのは砲身にあたる。使い手の腕が悪くても、砲身が立派じゃなくても、 玉の数さえ揃えてうちまくりゃあたるってもんだ。 単語を覚える時のこつだが、日本語に訳して覚えないようにつとめる ことが大事だ。言語というのは、ある物体や概念を単語と結び付けて表現する手段であり、 大抵の場合それは「音」である。そしてその結び付きの範囲は言語によって異なる。 だから、ある単語を覚えるのに日本語に訳してから覚えると、 それは実はドイツ語を学んだつもりでありながら、日本語を別の音声であらわしたにすぎないのだ。 第一そういう学びかたをしているかぎり、発話までに時間がかかって流暢にはなすことができない。 具体的にどういう風にすればいいのか? それは感覚的に学べばいいのである。簡単な例を挙げよう。 Apfelという単語をおぼえるとする。目の前にを思い浮かべよう。 ------->りんご------->Apfel これでは回り道だし、正しく意味をとれたとは限らない(理由は長くなるので省略)。 ------->Apfel これが正しい覚えかただ。物体、概念と音声を直接結び付けるのだ。もうほとんど条件反射的に。 この方法は単語だけじゃなく、表現にもつかえる。この場面にはこの表現がふさわしい、と 理屈じゃなく感覚で覚えてしまうのだ。 あともうひとつやっておくといいのは、ヒアリングを鍛えておくことだ。 テレビでもラジオでもいいからドイツ語の放送を聞くとか、教科書のテープをくり返し聞くとか、 すこしでも耳をならしておこう。人間聞くことの出来ない音は発音できないのだから、 ドイツ語の音を聞けるようにしておくのは大切なことだ。ドイツにきてからだって困ることになる。 コミュニケーションをとろうにも相手のいっていることがわからないんじゃ話しにならない。 (実際は人によって分かりやすいドイツ語と分かりにくいドイツ語があるのだけれども・・・) とにかく!できるだけの勉強はしておく! 基礎があればドイツに来てから伸びるのだって速いよ! ウェブ上でもドイツ語の勉強はできる! このページ見てみて!!!
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